諜報員Zの「根拠のない高血圧・その2」

■フラミンガムでの長期大規模調査の結果

下のグラフ(写真)は年令による血圧の変化です。

米国フラミンガム市で戦後すぐの1948年から50年以上にわたって行われた長期調査の結果で、世界的にも有名な大規模調査です。

(中略)

「年齢別の血圧分布」は、たとえば神戸市なら神戸市で老若男女の何千人もの血圧を測定して、それを年齢別に並べると得られます。

しかしそれは年齢別の分布ではあっても、一人の人の経年変化をではありません。

フラミンガム調査の大きな特徴は、50年以上にわたって2000人以上の同じ人々を調査した結果だということです。

つまりこのグラフは、人の血圧は50年の加齢とともにどう変化するか、という経年変化を何千人もの実例で示しています。

★このグラフは、人間という生き物の加齢による自然な血圧の変化を明確に示しています。

■血圧の絶対値には民族や生活習慣の差があるのでしょうが、このグラフから、人は年齢とともに血圧が上がることがはっきりと分かります。

85才での平均血圧は160を越えていて、それでみんな生きているのです。

これらの人々は老化により血流が悪くなって血圧を上げる必要が生じ、

それに体が正しく反応して血圧を上げることが出来て、長生きしてきたなです。

これが人間の自然で正常な姿なのです。

(中略)

続く